【世界3大絵本賞】コールデコット賞とは?おすすめ受賞作品

こんにちは、ママえほん管理人マヅメミユキです。

前回は世界3大絵本賞と言われる「国際アンデルセン賞」と受賞作品をご紹介しました。
今回は、同じく世界3大絵本賞のひとつ、「コールデコット賞」をご紹介します。

コールデコット賞とは?

コールデコット賞(Caldecott Medal)は、アメリカ合衆国でその年に出版された最も優れた子ども向け絵本のイラストレーターに授与される賞です。
ニューベリー賞と並んで、アメリカで最も権威のある児童書の賞と言われています。
最優秀作品に贈られるメダル(いわゆるコールデコット賞)と、次点の作品に贈られるオナーがあります。

1937年にアメリカ図書館協会によって創設され、その下部組織である児童図書館協会(ALSC)によって年に1度授与されています。
賞の名前は19世紀イギリスの絵本画家ランドルフ・コールデコットを記念して名付けられました。

 

ランドルフ・コールデコットとは?

ランドルフ・コールデコット(Randolph Caldecott 1846-1886)は、19世紀にイギリスで活躍した絵本画家で「現代絵本の父」とも呼ばれています。
躍動感あふれる軽やかな筆致、ユーモア、庶民的な温かさは後の絵本作家にも多大な影響を与えました。
コールデコット賞のメダルにはコールデコットの作品『ジョン・ギルピンの愉快なお話』の一場面、主人公のギルピンおじさんが暴走する馬に跨がっているイラストレーションが刻まれています。

 

どんな絵本が受賞しているの?

コールデコット賞は子供向けの絵本を対象としているものの、受賞作品は芸術性の高いものが多く、中には大人も楽しめる(というより、本当にこれ子供向けか?と思うような)作品も多々あります。
特に、これまで3度受賞しているデヴィッド・ウィーズナーの絵本はほとんど絵だけで展開されていくので、読み聞かせで楽しむというよりは、絵を読みながらストーリーを膨らませて楽しむタイプの絵本です。

 

デヴィッド・ウィーズナーのコールデコット賞受賞作品

『かようびのよる』 1992年受賞

『3びきのぶたたち』 2002年受賞

『漂流物』 2007年受賞

おすすめのコールデコット賞受賞作品

『エイモスさんがかぜをひくと』 2011年受賞

風邪をひいたエイモスさんのところへ動物園のお友達の動物たちがお見舞いにやってきます。
色々な個性を持つ動物たちとエイモスさんの友情に心がホンワカする可愛らしいお話。
鉛筆と木版画によって描かれた淡い色合いの挿絵がストーリーにマッチしています。

 

『ちいさいおうち』 1943年受賞

田舎の丘の上に建てられた小さな家。四季の移り変わりを楽しんでいましたが、やがて時代は変わり家の周りの景色も変わって行きます。
小さな家を中心とした一つの視点で、時代や環境の変化が淡々と描かれます。
子供にもわかりやすいお話ですが、大人にもおすすめ。心に響く絵本です。

 

年代別コールデコット賞受賞作品リスト

※日本語訳版が未出版の絵本

 

1938年〜1949年受賞作品

1938年 『Animals of the Bible』※
1939年 『メイリイとおまつり』
1940年 『エブラハム・リンカーン』
1941年 『hey Were Strong and Good』※
1942年 『かもさん おとおり』
1943年 『ちいさいおうち』
1944年 『たくさんのお月さま』
1945年 『おやすみかみさま』
1947年 『ちいさな島』
1948年 『しろいゆき あかるいゆき』
1949年 『The Big Snow』※

 

1950年〜1959年受賞作品

1950年 『ツバメの歌』
1951年 『The Egg Tree』※
1952年 『ナップとウィンクル』『みつけたものとさわったもの』
1953年 『おおきくなりすぎたくま』
1954年 『マドレーヌといぬ』
1955年 『シンデレラ』
1956年 『かえるだんなのけっこんしき』
1957年 『木はいいなあ』
1958年 『すばらしいとき』
1959年 『チャンティクリアときつね』

 

1960年〜1969年受賞作品

1960年 『クリスマスまであと九日』
1961年 『Baboushka and the Three Kings』※
1962年 『あるひねずみが……』『むかし、ねずみが』
1963年 『ゆきのひ』
1964年 『いるいるおばけがすんでいる』『かいじゅうたちのいるところ』
1965年 『ともだちつれてよろしいですか』
1966年 『Always Room for One More』※
1967年 『へんてこりんなサムとねこ』
1968年 『Drummer Hoff』※
1969年 『空とぶ船と世界一のばか』

 

1970年〜1979年受賞作品

1970年 『ロバのシルベスターとまほうのこいし』
1971年 『おはなし おはなし』
1972年 『きょうはよいてんき』
1973年 『The Funny Little Woman』※
1974年 『ダフィと小鬼』
1975年 『太陽へとぶ矢』
1976年 『どうしてカはみみのそばでぶんぶんいうの』
1977年 『絵本アフリカの人びと』
1978年 『ノアの箱舟』
1979年 『野うまになったむすめ』

 

1980年〜1989年受賞作品

1980年 『にぐるまひいて』
1981年 『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』
1982年 『ジュマンジ』
1983年 『影ぼっこ』
1984年 『パパの大飛行』『栄光の大飛行』
1985年 『Saint George and the Dragon』※
1986年 『急行「北極号」』
1987年 『Hey, Al』※
1988年 『月夜のみみずく』
1989年 『Song and Dance Man』※

 

1990年〜1999年受賞作品

1990年 『ロンポポ』
1991年 『Black and White』※
1992年 『かようびのよる』
1993年 『つなのうえのミレット』
1994年 『おじいさんの旅』
1995年 『スモーキーナイト』
1996年 『バックルさんとめいけんグロリア』
1997年 『土でできた大男ゴーレム』
1998年 『Rapunzel』※
1999年 『雪の写真家ベントレー』

 

2000年〜2009年受賞作品

2000年 『ヨセフのだいじなコート』
2001年 『So You Want to be President?』※
2002年 『3びきのぶたたち』
2003年 『はなうたウサギさん』
2004年 『綱渡りの男』
2005年 『まんまるおつきさまをおいかけて』
2006年 『こんにちは・さようならのまど』
2007年 『漂流物』
2008年 『ユゴーの不思議な発明』
2009年 『よるのいえ』

 

2010年〜2017年受賞作品

2010年 『ライオンとネズミ』
2011年 『エイモスさんが かぜを ひくと』
2012年 『A Ball for Daisy』※
2013年 『ちがうねん』
2014年 『Locomotive』※
2015年 『The Adventures of Beekle: The Unimaginary Friend』※
2016年 『プーさんとであった日』
2017年 『Radiant Child: The Story of Young Artist Jean-Michel Basquiat』※

 

まとめ

というわけで、今回は世界3第絵本賞の一つ「コールデコット賞」をご紹介しました。
コールデコット賞受賞作品は、3歳くらいの小さな子供から大人まで楽しめる幅広い作品が揃っています。
『かいじゅうたちのいるところ』や『ジュマンジ』など映画化された作品もいくつかあるので「あ!これ知ってる」という絵本もあるかもしれません。ぜひ一度読んでみてくださいね。